2012年11月17日土曜日

採集地の異なるヌカエビ


1~2ヶ月前、思いつきで、異なる場所に生息するヌカエビを比較してみたことがありました。

一度にたくさんの場所を回るのも面倒でしたので、2箇所のみです。

ところで私がヌカエビの魅力に目覚めた2009年ごろだったでしょうか。当時は近場のありとあらゆる河川や沼などめぐってヌカエビ探しをしていました。

私はもともと淡水魚飼育の方に関心があって、そっち系を採集して飼育していたのですが(近場で簡単に採集できるありきたりなモノのみ)、たまたま捕まえたヌカエビのかわいらしさに一気に心を奪われ、今ではエビメインです。淡水魚で飼育しているのはタナゴ4匹とドジョウ1匹だけ。

で、いろいろな場所をめぐりつくし、だんだん疲れてきまして、そのうち採集地は2箇所に絞られました。ともに人気【ひとけ】が少なく、かつヌカエビが大量に生息しているという点が共通しています。

人気【ひとけ】が多い状況でヌカエビ採集をするというのは非常にこっぱずかしいと同時に、怪しいものがあります。またあまり採れない場所でがんばるのも効率がよいとはいえません。

今回訪問したのはその2箇所です。一つ目はヌカエビを飼い始めたころよく通っていた川です。ここで取れる個体はヌカエビにしては大型のものが多く、体色も非常にバリエーション豊かで、本音を言えばここで採集したものを飼育したいのです。

ところが、この川は、水質は清澄、水温は常に冷涼ときており、そんな環境で生息しているヌカエビなだけに、人工的な飼育環境にことさら弱いのでありました。

ちなみに現在は採集地は最終的に1箇所に落ち着ついています。自宅から5kmほど離れた場所にある小さなため池です。そこで採れる個体は丈夫で、高温にも強く落ちにくいからです。

以下は簡単な採集比較レポートです。

まず行ったのは最初のころによく通っていた川です。すごい久しぶり。
たしかここら辺にいたはず。
いたいた
このへんでやめておこうっと。
 さて、移動しまして、こちらが例の屈強なヌカエビが生息するため池です。
 真夏の蒸し暑い日などに行ってみると、まるで温泉かと思うほどため池全体
 の水温が上昇しているのですが、ヌカエビがどうやってその暑さをしのいでい
 るのか謎です。
ではさっそく
いた! でもここの個体はさっきの川の個体に比べると小ぶりなんです。
でかけりゃいいってことでもないすけど。
なんだこれ? ゲンゴロウ?
うわー

水質もにごっているので見えづらいです。
こちらが川で採集した個体。
こっちはため池の方。だいたい同じサイズの個体を選んで撮影してみましたが
小生、まともなカメラを所有していないもんで、あまりよくわかりません。
あ、カメラのせいにしてはだめですね。うまく撮影する技術もないんです。
しいて言えば川の個体の方が体色が濃いぐらいですかね。でも移動する
際の短い時間でもエビの体色って変わりますからねえ……。

そういうわけで、気合を入れて臨んだ比較実験だったのですが、たいした結果が得られなかったため、今日まで放置していたのでした。


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